2008年11月16日

過ぎ行く秋(No.1)

...................................................撮影:睦寄町 古屋
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北国から雪の便りが届く昨今、今年も上林に紅葉の季節が巡ってきた。地元の人が、市内で一番きれいな紅葉だと自慢する古屋の秋の彩りが真っ盛りである。近年で一番美しいと云われる今年の紅葉は一際黄色が映えている。

山深い古屋は、道路が山の中腹を走っていることもあって、上下左右から一面の紅葉が迫りきて、多様な植物が生息する大自然の変化を満喫させてくれる水源の里でもある。

美しい紅葉には昼夜の寒暖差が大きいこと。夏が暑くて日照時間が長く、充分な雨が降ること。そして、湿気が少なくて乾燥していることなどが必要条件だ。落葉広葉樹は大きく分けて赤色と黄色、褐色に変化するが、中でも真っ赤に染まるカエデ科の紅葉が一番美しいという。

ちなみに、赤色に染まる植物はカエデやヤマウルシ、ナナカマドやカキノキなどがある。また、黄色はイチョウやポプラ、コブシやタカノツメなどがあり、褐色に染まるのはブナやケヤキ、クリやトチノキなどがある。参考文献:松下まり子著書「色づく葉」(次回へ続く)

投稿者 ryokudo : 19:25 | コメント (0)

2008年11月14日

いこいの村まつり(No.2)

.............................................撮影:口上林 名畑町
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いこいの村 聴覚言語障害センター全景

栗の木寮は、18歳以上の聴覚障害の上に知的や精神、視覚など他の障害も有する利用者が、農業やしめなわ、縫製、木工などを通して、共に働き、学び、暮らす中で「人として」の豊かな人生を築くために頑張っておられるという。

梅の木寮は、“高齢のろうあ者、難聴、中途失聴者も「安心と豊かさ」の実感できる暮らしの場を”との強い願いと行政の理解によって1992年に建設された全国初の特別養護老人ホーム。

デイサービスセンターは、日帰りの「健康チェック・昼食・入浴・レクレーション、リハビリ」などを通じて在宅生活の維持向上に努められている。在宅介護支援センターでは、高齢者の社会参加をはじめ、「要支援」「要介護」に関する相談を受けておられる。

そして、桃の木寮はボランティアハウスとして団体や地域の方々の会議、研修、保養、宿泊、文化スポーツ等家族単位でのレクレーションまで、誰でも、いつでも気軽に利用できる宿泊・交流施設である。

私の母も、近所の友人と共に月に数回桃の木寮を訪問し、有意義な一時を過ごしている。上林は過疎と少子高齢化が進み共同体として組織の維持が難しくなりつつあるが、このような施設があることは誠に心強い限りである。いこいの村からあやべ温泉までは府道1号線で約10km。いこいの村の人達も度々あやべ温泉をご利用頂いている。
(おわり)

投稿者 ryokudo : 16:20 | コメント (0)

実火災想定訓練

...................................................................................撮影:睦寄町 草壁
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消防車からポンプをおろす消防団員

「火の始末 君がしなくて 誰がする」。これは9日から始まった秋の火災予防週間の全国統一標語だ。その初日の早朝、睦寄町草壁において奥上林自衛消防団による実火災想定訓練が行われ、日頃の訓練で鍛えた団員のきびきびした動作が発揮された。

サイレンを鳴らしながら到着した消防車からポンプやホースなどの機器を下ろし、素早く用水池へ運搬する。汲み上げホースを池に入れ、巻かれたホースを伸ばし、大きな合図と共に発炎筒に向かって放水する。池の水が無くならないように草壁川からポンプで水をくみ上げ、用水路を使って補給していく。周辺住民も参加しての訓練である。

今年、綾部市の火災発生件数は6件、近年では最も少ないと云われる。原因として多いのは焚き火の3件。予防処置としてはその場から離れない、水を用意しておく等が求められる。ちなみに、奥上林は雪深い山村でもあり石油ストーブなど火災の原因となる器具の使用も多いが、平成16年4月から4年間火災は発生していない。

訓練の後、45人の自衛消防団員たちは各家庭を訪問し、火災予防のためのチラシを配布した。地道な消防団員の啓蒙活動が地域住民の防火のための意識と自覚を高め、生命と財産を守っている。

投稿者 ryokudo : 16:09 | コメント (0)

2008年11月06日

いこいの村まつり(No.1)

................................................................................撮影:口上林 名畑町
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介護ヘルパーとデイサービス利用者によるフラダンス

口上林名畑町にある聴覚言語障害者総合福祉施設のいこいの村において10月13日、「いこいの村まつり2008」が開催され、各地から訪れた大勢の参加者は晴天に恵まれた秋空の1日を満喫した。午前の式典に続いて午後からは祭典が行われ、綾東幼稚園児の遊戯を皮切りに、るんびに太鼓演奏やライブ、踊りやフラダンスが行われ、主催者や施設利用者が一緒になって歌い、踊り、舞台の上は華やいだ雰囲気で終止した。

また、忍者の格好をした男女が出演し、インタビューや手話、ジェスチャーなどで舞台を盛り上げ、拍手喝采を浴びていた。初めて訪れた筆者もそのスタイルと場馴れした進行振りに感心しながらも時間を忘れて楽しませて頂いた。

一方、野外テントでは地元自治会や近隣の商店、後援会など36店舗が並び、たこ焼きや焼きソバ、ブタ汁などを提供し、参加者は自慢の味に舌鼓を打っていた。筆者もその香りに誘われ、へしこ寿司を職場への土産として持ち帰り、懐かしい味を喜ばれた。

いこいの村は、現在、京都府に10数箇所ある京都聴覚言語障害者福祉施設の一つとして1982年にこの地で開設されている。主なサービスは、多機能型作業所「栗の木寮」、特別養護老人ホーム「梅の木寮」、通所介護「デイサービスセンター」、居宅介護支援「在宅介護支援センター」、そして、地域交流施設「桃の木寮」の5施設がある。(次回に続く)

投稿者 ryokudo : 14:34 | コメント (0)

2008年10月27日

佃のビッグツリーファーム(No.2)

...................................................................................撮影:口上林 佃町
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(前回の続き)            保健所員による立ち入り検査風景

多くの作業はコンピューター制御で省力化されており、近畿でナンバーワンの最新鋭設備だと云われる。ここで働く従業員の方は鳥渕さんを含めて5人。3人の若い女性の方もてきぱきと作業されており、この取材の見学中に生まれた子牛を素早く一輪車に乗せ、専用のベビーハウスへ運搬されていた。

牛舎の仕事は朝四時の起床から始まる。きつい仕事だが「牛が大好きなので仕事を嫌だと思ったことはない」と云われる鳥渕さんの表情は輝きと誇りにあふれ、短い取材の中でもそのお人柄が伝わってくる。

また、お忙しい中、施設内を案内して頂いた鳥渕社長のお母さんにもたいへん丁寧に説明して頂いた。戦後、ご主人と一緒に丹波町の荒地を開墾され、現在500頭の乳牛を飼育されておられるという。2度に渡って大きな事業を立ち上げられて明るさと優しさ、そして、強さを感じる鳥渕社長のお母さんである。

辞めていかれる同業者もあると云われる厳しい業界にあって、上林佃町で立上げられたビッグツリーファーム社、今後とも社業の益々の発展を願いながらこの地を後にした。

<乳牛一口メモ>
牛には生まれたときから一頭一頭に証明書が発行されており、いつ、どこで生まれた、どんな牛かがすぐに分かるという。ちなみに、牛の鼻頭のシワ模様は、人間の指紋のようにそれぞれ異なり、このシワで固体判別をするそうだ。

投稿者 ryokudo : 10:46 | コメント (0)

2008年10月22日

佃のビッグツリーファーム社 (No.1)

...................................................................................写真:口上林 佃町
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美味しそうに牧草を食べる乳牛

口上林佃町には乳牛400頭を所有されている近畿でも有数の大きな飼育場がある。屋根裏にたくさんの扇風機が取り付けられた2棟の牛舎の中では乳牛たちが、米国から取り寄せられた栄養たっぷりの牧草を美味しそうに食べている。

経営者の鳥渕大樹さんご一家がここへ来られたのは5年前。一面の桑畑と竹林を開墾し、牛舎を建設して乳牛200頭から始められたという。北海道から若くてよい牛を仕入れると共に、飼育方法や設備の設計・導入に際してはアメリカまで視察に行き、研究されたそうだ。

搾乳は一日2回。一度に40頭を自動的に追い込んでくるように出来ており、搾乳機も自働洗浄、自働収納される。しぼった乳は、搾乳機からパイプを通して自働的にタンクへ運ばれて冷却処理殺菌され、分析された栄養データを自働検出する。そして、大型トラックで食品メーカーへ運搬されるが、府道1号までの道が狭いので雪道の時はちょっと心配だと云われる。

毎日、たくさん排出される糞は、大きな熱処理機をとおして乾燥・脱臭・発酵されて農作物などの肥料となり、尿は地下の汚水処理装置できれいにして河川へ排出される。人間の下水処理と同じである。牛舎と合わせてこれらの設備にかかる費用は大変なもので経営者の環境に対する配慮がよく伺える。(次回へ続く)


投稿者 ryokudo : 18:18 | コメント (0)

2008年10月09日

二王門への古道

........................................................................................奥上林 睦寄町
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きれいに清掃された二王門への古道

君尾山二王門への古道がきれいに整備され、スニーカーでも歩けるようになった。この道は、筆者の子供の頃、毎年4月の大般若法要祭には僅かな小遣いをもらって友達と駆け上がった遠い昔の懐かしい思い出の道。

樹木のトンネルに覆われ道は風情があり、光合成により植物が排出する新鮮な空気を肌で感じられる場所でもある。真夏でも太陽光線がカットされ、とても涼しい。また、堆積した落葉は足に優しく、歩くことの楽しさを感じさせてくれる。冬季の雪もほとんど堆積せず、林道が通行できない時、光明寺の楳林和尚はこの道を利用されるそうだ。

数十年前に林道ができてから光明寺や二王門へは車で行くようになり、この道は使用されなくなり、久しく荒れ果てていた。この度、山林保全を目的に林野庁が進める「森林整備地域活動支援交付金制度」の活用で地元山内自治会員により、昨年から5年間に渡って整備を進めているところでもある。

上り口は温泉から600メートル程行った処にあり、あやべ温泉から二王門までは徒歩で約45分。さわやかな秋の空気を胸一杯に吸いながら、法然や栄西、親鸞や日蓮などを輩出し、近代仏教の花開いた鎌倉時代を偲びながら古道を散策して見てください。

投稿者 ryokudo : 08:49 | コメント (0)

2008年09月27日

里山サイクリングin綾部

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10人1組で二王公園をスタートする参加者たち

晴天の秋空に恵まれた9月23日、「2008里山サイクリングin綾部」が開催され297人の参加者は、二王公園を元気にスタートして行った。これは、同実行委員会(四方八州男会長)が開催するもので、綾部(里山・水源の里)の自然や風土に親しみ、地域の人々との交流、参加者相互の親睦を深めることを趣旨に、今年で第三回目を迎える。

今年は、水源の里の老富・市志コース(48km)と古屋の滝鑑賞コース(14km)の2コースが設定され、10人1組が1分間隔にスタート。筆者も両コースの折り返し地点まで応援に出向いたが、府道1号線を全速力で駈け抜ける参加者の勇姿には感動させられた。

参加者の多くは京阪神、遠くは千葉や愛知県からの参加もあった。地元の綾部市からは40人、回を重ねるごとに参加者が増えてきた。京都から自転車で来て、48kmを走った後、再び自転車で帰るという京都市在住のブルガリア人もいた。また、折り返し点の老富町で出会った参加者は72歳だった。

タイムレースではないので順位は関係ないが追い抜かれるのは嫌だとの声も聞こえる。完走した参加者には完走証が送られ、ゴール順にお楽しみ抽選を行い、特賞のミニサイクリング車は京都市の男性が射止めて大喜びだった。また、全員にゼンザイが振舞われ、搗き立ての草餅が入った水源の里の手作りを味わった。

参加賞は温泉の無料入浴券。閉会式の後、参加者の多くは隣接するあやべ温泉を訪れ48km走破の汗を流し、疲れを癒した。

投稿者 ryokudo : 14:38 | コメント (0)

2008年09月21日

栃の実

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旧奥上林小学校にある大栃の木2代目になっている栃の実

縄文時代から食べられて来たとも云われる栃の実。元奥上林小学校の校庭には、君尾山にある樹齢2000年の大栃の木の2代目が植樹されており、たくさんの実(写真)をつけている。地元の人が「ナシ」と呼ぶテニスボール程の大きさの実は、熟したものから落ちてくるが、外皮が厚くてクッションとなり中の実が傷つくことはない。

自然の栃の木は人里離れた奥山にあって一般の人の目に触れる機会が少ないが、2代目は府道1号線の直ぐ横にありドライブしながら見ることができる。筆者も木になる栃の実を初めて目にした。このブログでも幾度か取上げたことから感慨深いものがある。

水源の里古屋の山中には、樹齢数百年の栃の木が数多くある。数十年前まで、正月には決まって栃餅を食べたことから栃の実は貴重な現金収入になったと云われる。しかし、近年は鹿に食べられて収穫することができなかったが、水源の里条例が施行された昨年、行政支援により栃の木の周囲数百メートルに渡って金網を張り、鹿対策を実施したことから特産品として甦った。

もう1つの水源の里老富町では、古屋で採れた栃の実を使って栃餅大福をつくり、あやべ温泉二王館の売店へ納品されている。上林は、過疎と高齢化が進み限界集落ともいわれる山村ではあるが、古屋と老富町、あやべ温泉を栃の実で結ぶトライアングルは見事な音色を奏でている。

投稿者 ryokudo : 13:17 | コメント (0)