2005年09月17日
いな木
撮影:中上林寺町

昔懐かしいイナ木、機械化が進んだ現在ではほとんど見られなくなりましたが、数十年前までは、稲を刈り取った後の田んぼにはあちこちで見られた田舎の風物詩の1つでもありました。
刈り取った稲穂を束にして、太陽の光と風で自然乾燥するためのものですが、昔は、一度にたくさんの稲が乾燥できるように8段の高いものが多く利用されていました。
筆者も若い時には家の手伝いをしながら、秋になると重い支柱や孟宗竹を肩に担ぎ、ぬかるみの田んぼを歩いて多くのイナ木を立てたことを思い出します。
お米の持っている味を壊さないように、2~3週間かけてゆっくりと乾燥させた後、脱穀、精米すれば真白で艶々の新米が食べられます。
上林山荘近くのイナ木の持ち主は、コンバインで刈りとって強制乾燥させた米よりもはるかに美味しいごはんを食べられることでしょう。
投稿者 ryokudo : 2005年09月17日 15:55