2005年11月19日
こんぴらさん
......................................................................................撮影:忠町 角山家

11月10日、口上林忠町 角山修次さんのお宅で金比羅講の大祭が営まれ、秋晴れの中、大勢の参拝者が訪れてにぎわった。これは、約300年前、藩の圧政に耐え切れず、江戸幕府に命がけで直訴し、成功させた3人の若者の偉業を顕彰し、併せて神の加護を感謝して忠、武吉、佃の3町の住民が輪番で守りついでいる神事である。
角山さんは、1年前に講元を引き受けた時から、毎朝5時に起床して神様にお水やご神酒をお供えし、夜には奏上を読上げて来たという。そして、毎日のように訪れる参拝者のために家を開放しておくとともに、外泊できない当主は、本人はもとより家族の健康にも十分に配慮しての生活をしながら、体力と気力を振り絞ってご神体を守ってこられた。
戦時中、戦地に赴く兵士たちは、必ず、ここに参拝して無事の帰還を祈願したという。今も、手術などで入院される方がお参りに来られるそうだ。
「各地で様々な神事が行われているが、金比羅講は類のない形であり3町村の誇りである。今後、時代に合ったやり方を工夫しながら、子供たちにも受け継いで行ってほしい」と熱く語る。戸渡しの式典では、感極まって目頭を押さえておられ、初めてお参りした筆者も、その場から立ち去ることができなかった。角山さんとご家族の方々の健康をお祈りする。
投稿者 ryokudo : 2005年11月19日 15:28