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2006年10月23日

黒毛和牛(No.2)

...............................................................................撮影:故屋岡町 川原
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(前回の続き)
杉本さんが飼育を始めた昭和55年当時、奥上林では13件の農家で和牛を飼っていたが、今では古和木の三木さんと2人だけになってしまったそうだ。過疎と少子高齢化が津波のように押し寄せ、最盛期3,000人近くの人口が今では690人に減ってしまった。そして、政府の減反政策と重なって米づくりも減り続け、今ではあちこちの農地が放置され、耕作する人もなく荒廃してきている。

杉本さんの奥さんは、荒れつつある近くの田んぼを見ながら、これを利用して牛を放牧し、草を食べさせたら綺麗にもなり、お互いに助け合うことができる。そのような話ができる場を作り、みんなで上林を元気にしていければと熱く語られる。

ところで、和牛には生まれたときから一頭一頭に名前がついていて証明書が発行されており、いつ、どこで生まれた、どんな牛かがすぐに分かるそうだ。その戸籍管理をしているのが全国和牛登録協会だ。ちなみに、牛の鼻頭のシワ模様は、人間の指紋のようにそれぞれ異なり、このシワで固体判別をするという。

 今、アメリカ産牛肉の輸入が再開され議論を沸かせているが、日本で食べる牛肉の半分は和牛であり、その1/3が黒毛和牛だという。この牛は、明治以前から日本で飼われてきた肉質がきめ細かく、我が国が世界に誇る「肉専用種」である。(次回へ続く)


  

投稿者 ryokudo : 2006年10月23日 10:10

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