« 2006年11月 | メイン | 2007年01月 »
2006年12月30日
餅つき大会
......................................................................................撮影:あやべ温泉

師走も押し迫った24日の日曜日、あやべ温泉の施設を利用し、地域の大勢の人たちが参加して餅つき大会が催された。参加者は、昔ながらの杵でついた、つき立てのお餅を善哉にしたり、きな粉や大根おろしをつけたりしながらお腹一杯に食べ、年末の休日を楽しんだ。
昨年は、12月中頃に降った大雪のため二王館内ロビーを使用したが、今年は天候にも恵まれて師走の風を頬に感じながら、女性や子供たちが初めてもつ杵の重さによろけながらカメラやビデオのシャッターを押していた。
今年の予約者は17名、搗く餅の量は52臼。昨日からテントや資材を持ち込み、今朝は朝早くから餅米を蒸し、その準備に大わらわである。
これは、あやべ温泉の施設を利用して、京都丹の国農協東部オペレーター部会が主催する催しで、今年で3回目となる。「もち米はあるがつくところがない。楽しみながら正月の餅つきができないだろうか」との地域の人たちの声を聞いて始められたそうだ。
過疎と少子高齢化が進む里山地方ではあるが、地域に住む者が相互に助け合い、楽しみを共有する中で気さくな人間関係が育まれる。ここにもまた、上林のチカラがある。
投稿者 ryokudo : 14:50 | コメント (0)
2006年12月23日
都市からの嫁(No.2)
..........................................................................撮影:中上林 八津合町

(前回の続き)
波多野さん
上林で初めて蛍を見てとても感動した。また、蝉が脱皮した後の抜け殻を見たこともある。夜は星が綺麗なので、家族みんなで外に出てワイワイ騒ぎながら見たこともある。ここに住んでみて体験したことが沢山ある。
(彼女の住む五泉町 市之瀬には、大阪を中心に活躍されているフランス人のシャンソン歌手、ミッシェル・フロー氏や大人気の農家民泊をされている芝原キヌ枝さんのお家がある)
今井さん
福知山で住んでいるときの親子の関係は、ちょっと事務的なように感じていたが、ここに来てからはとても良くなった。また、親が仲がよいと子供との関係も良くなる。子供達ともたいへん仲が良く、そのことを大切にしているし、育ってほしいと思うところがよく育ってくれている。そして、ここでしかできないことを体験させてやりたいと思う。
(彼女のご主人は、近所の仲間と「俄か息子隊」というチームを作り、仕事の合間に除雪など高齢者の家で困っていることの手助けをされているそうだ)
お二人とも、とてもご家族や子供さん想いのお母さんである。そして、地域の行事などにも積極的に参加され、自然に囲まれたこの上林で都会では体験できない生活を楽しまれている。きっと、奥さんを支えるご主人の力が大きいのだろう。
投稿者 ryokudo : 15:26 | コメント (0)
2006年12月18日
盆栽モミジ
.........................................................................................撮影:あやべ温泉

あやべ温泉の玄関先にある山もみじが真黄色に紅葉し、1枚2枚と葉を落としながらも、入浴に訪れた人々の目を楽しませている。12月中旬になり山々の落葉樹は、紅葉が終わりすっかり葉を落としているが、このもみじ、軒下にあるためか冬支度が少し遅れている。
これは、口上林の渡辺卓太さんが山から持ち帰り、25年程かけて盆栽に仕立てられたものを3年程前に頂いたものだ。温泉を訪れるお客様はその姿を見て感嘆の声を上げながら入って来られる。
ところで、日本の北から南へ移る紅葉前線の速さは、1日平均27kmと言われている。木々を色づかせたかと思うと、たちまち葉を落として過ぎていく。これは、冬の寒さを乗り切るための植物の生きる知恵だ。
<紅葉一口メモ>
植物は、葉の中に葉緑素(クロロフィル)を持ち、光合成をして栄養分を作っているが、秋になって気温が下がると、葉と茎の間に「離層」と呼ばれる切れ目ができて水や養分を運ぶ管を閉ざしていく。
葉緑素がこわれて緑色が消えると、今まで目立たなかったカロチノイドという黄色の色素が浮き出してくる。やがて、葉の中に残った糖分が使われてアンシトシアニンという赤い色素ができ細胞内に広がっていく。これが、美しい紅葉として私たちの目を楽しませてくれている。
投稿者 ryokudo : 12:40 | コメント (0)
2006年12月13日
都市からの嫁(No.1)
......................................................................................撮影:二王公園

向かって左が今井さん、右が波多野さん
今回は、都市からこの上林へお嫁さんに来られたお二人に来て頂いてお話を伺った。波多野さんは京都市、今井さんは三田市出身の都会育ちである。お二人とも結婚していきなりの上林住まいではなく、波多野さんは綾部で2年、中上林で10年、そして、今井さんは福知山で10年、中上林で5年になるという。
波多野さん
上林の人と結婚するときには周囲の者からいろいろ言われたが、自分はそれほど気にならなかった。ただ、子供が少ないので友達ができるかどうかが気になった。しかし、ここは子供を育てるには自然が豊かでとてもよい環境だと思う。
(市ノ瀬で子供がいるのは彼女の家1軒だという。地蔵盆などは、都会へ出た人達が帰省したときに一緒にやるそうだ)
今井さん
都会のように映画館やスーパー、コンビニなどもないが、ここは落ち着くし、生きることに真剣になる。夫の父は若くして亡くなったが、村の活性化を考えて城山の山頂にある稲荷神社の祭りを開催した人であり、それは現在も続いている。家は代々築いてきたものがあり、繋いでいかないと途切れてしまう。
(彼女は、悩んでいる人や困っている人が居ると飛んでいき、笑顔と真心で励まし、元気と勇気を与える不思議なチカラを持つ女性である) (次回へ続く)
撮影
投稿者 ryokudo : 10:40 | コメント (0)
2006年12月01日
安国寺もみじ祭り(No.2)
.........................................................................撮影:東八田 安国寺町

(前回の続き)
初めて訪れた筆者に、熱心に説明して頂いた藤本和尚の話をもう少し続けたい。
当寺は、禅宗の臨済宗東福寺派に属する寺。西暦4年(1252)の開創当時は、地蔵菩薩を本尊として祭られていたが、建長4年(1305)上杉領となってからは上杉氏の菩提寺となり釈迦三尊像を合わせて祀ったという。写真中央が釈迦如来、左にゾウに載った普賢菩薩、右は獅子に乗った文殊菩薩である。
暦応元年(1338)足利尊氏は室町幕府を開き国ごとに安国寺を建立したが、これは、天下を統一した祈願と合わせて、元弘の戦乱以降に亡くなった多くの戦没者の霊を慰めるためである。戦を生業とした武将たちは必ず、氏寺を持っていたという。
京都では、室町時代の中期、室町幕府官僚の細川勝元と守護大名の山名宗全らによる11年間に渡る応仁の乱によって多くの寺院や仏像が焼けたことから、当寺の釈迦三尊像は南北朝時代の形を伝える数少ないものである。
<足利尊氏一口メモ>
鎌倉時代後期から南北朝時代の武将。足利幕府(室町幕府)の初代征夷大将軍。正式名は源尊氏。八幡太郎義家を祖とする河内源氏の名門足利氏に生まれ嫡子となる。新田義貞と共に鎌倉幕府を倒し、1336年神戸湊川で新田義貞・楠木正成を破り後に室町幕府を開いた。尊氏を主役にした吉川英治著の「私本太平記」はNHKでもドラマ化された。