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2007年02月04日
銑ちゃんの仏像(No.1)
..................................................................................撮影:奥上林 光野町

渋谷銑一さんは、仏像づくりの名人である。お家の中には沢山の作品が並べられており、見るものをうならせるほど素晴しいものだ。1月最後の月曜日、地域の人たち8人と一緒に光野町で木彫りの彫刻をされている渋谷さんを訪ね、その面白さや苦労話を聞かせて頂いた。筆者にとっては、上林禅寺の黒川和尚に聞いてから8ヶ月振りの出会いである。
渋谷さんが仏像を彫り始めたのはちょうど30年前だ。趣味で彫っていた跳ねるような鯉を見て、ある寺の住職から仏像を彫ってほしいとの依頼が入った。書物や参考資料を読み、独学で修行すること7年、仕上げた仏像を初めて納められたそうだ。それ以来20年間、1年に1体づつ依頼者からの注文に応じてきたという。
仏像でも、菩薩や如来像はその形に決め事があり、それを忠実に再現することが求められる。大切なのは全体のバランスで、升目の紙に下絵を描き、形を決めてから彫り始めるそうだ。材料となるのは檜やくすの木、サクラなど木目のうすい木が適しており、20年間ほど乾燥させたものを使うという。
見学者の質問にも親切に答えながら、熱心に、そして楽しそうに話す渋谷さんにはほのぼのとした温かさを感じる。まるで、魂の入った仏像を見るように・・・・。2時間ほどお邪魔して帰る時には、とても癒された気分と充実感に満たされていた。(次回へ続く)
投稿者 ryokudo : 2007年02月04日 16:39