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2007年04月23日

霊山 弥仙山(No.2)

.............................................................................撮影:綾部市 於与岐町
misen222.jpg  
 <山岳信仰 一口メモ>                 (前回の続き)
 弥仙山にちなんで日本の山岳信仰について考えてみたい。日本3霊山として駿河富士、越中立山、加賀白山がある。これに石鎚山、大和大嶺山、釈迦嶽、大山を加えて7霊山。これらを含めて日本で霊山といわれる山は351座におよぶという。

 日本の国土の76%は山または山地で世界的に見ても緑豊かな国。人々は昔から山に神々が宿り、それを霊山や霊峰と呼ぶようになり敬虔な祈りを捧げてきた。豊かな自然の恵みへの感謝や噴火、洪水、干ばつ、暴風雨の抑止と安穏を願い、崇拝し続けてきた。

 宗教民俗学者の堀一郎氏は、日本における山岳信仰の始まりを火山系、水分系、葬所系の三つの型に分けて考える。火山系とは火山が噴火し、爆発することに人間が畏怖の念を抱いたことに起源する。水分系は、水源の山に対する信仰で、農耕を営む人々にとって山は生命の源であり、かつ水害を引き起こす脅威でもあった。

 葬所系は、人が死ぬとその霊は高いところへいくという考えから出てきたもの。山は霊が住む場所とされ、さらに死者を葬る場所にもなったことから祖霊の居場所となり、人が最期の還っていく場所ともみなされるようになったという。

 筆者の属する山内自治会も君尾山の水源地に小さな祠を建て、山の神として不動明王を祭っていた。毎年7月8日に清掃を行いお参りしているが、これは、農業や生活用水としての水の確保と洪水の抑止を祈願したものだ。 近年、あやべ温泉のすぐ近くにある「乳が森さん(母乳の神様の社)」に移し、ひとつ屋根の下で祭っている。



投稿者 ryokudo : 2007年04月23日 09:46

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