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2007年09月25日
手作りの卒業証書
...................................................................撮影:口上林 和紙工芸の里

9月10日、綾部市に10校ある小学校のトップをきって、上林小学校6年の生徒13人が卒業証書を和紙で作ろうと、口上林名畑町にある黒谷和紙工芸の里へやってきた。ここのスタッフである渡辺さん(女性)と山本さんの指導を受けながら、舟に溜めた船水を「すけた」ですくう姿は真剣そのもの。
渡辺さんは、紙漉きは難しいので“頑張ってやろうという気持ちが大切”だと云われる。そして、紙を漉く場所や待つ人の位置を決め、1枚の重さが12グラムになるように「流し漉き」の回数を決めていく。
2回、3回と失敗を重ねる生徒もいるが2人の指導者は、にこやかに生徒たちを励ましながら、コウゾやトロロアオイを加え、馬鍬(ませ)で舟水をかき混ぜ13枚の和紙の卒業証書を完成させていった。最後は、担任の塩尻先生が紙漉きにチャレンジし、汗だくになりながらも生徒たちに負けないものを仕上げて体験学習は終了した。
漉いた和紙は、この後、プレスで水分を絞り、干し板で自然乾燥させ、明日には完成して印刷会社へいく。綾部市にある小学校の今年の卒業生は312名。和紙工芸センターでは、この日の上林小学校から12月18日の吉美小学校までを3ヶ月間かけて和紙の卒業証書の制作が続く。
熱心に指導して頂きながら、気持ちをこめて完成させた手作りの卒業証書、中学生になっても、きっと思い出深いものになるに違いない。
投稿者 ryokudo : 09:56 | コメント (0)
2007年09月22日
奥上林地区敬老会
...............................................................撮影:旧奥上林小学校 体育館

9月16日の日曜日、旧奥上林小学校の体育館を利用して地区敬老会(地域振興協議会の主催)が開催された。来賓挨拶の後、長寿の方々に記念品が贈呈された。そして、小・中学校児童による敬老作文と合唱・太鼓演奏などでお祝いした。
一般からは、歌、詩吟、舞踊、大正琴やギターなど盛り沢山の演芸が披露され、日頃鍛えた技で参加者を楽しませた。そして、「音に聞こえた近江の太鼓 7里七里鳴り響く」とまで唄われた近江の十二社神社に保存されている周囲4.4メートルもある大太鼓、上林太鼓保存会メンバーによる迫力ある演奏が有終の美を飾り、拍手喝采に包まれて敬老会は終了した。
本日の招待者(70歳以上)は381名、奥上林人口の56%を占めるという。23%だった20年前と比べるとその比率は2.4倍にもなり、人口の減少とあいまって急激な少子高齢化と過疎化は津波のように押し寄せてきている。
<敬老の日 一口メモ>
敬老の日は、年15回ある国民の祝日の一つ。国民の祝日に関する法律では「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とし、1966年に制定された。元々は9月15日だったが、2001年の祝日法改正(ハッピーマンデー制度の適用)によって、2003年からは9月第3月曜日となった。
これは、兵庫県多可郡野間谷村の門脇政夫村長が1947年に提唱した「としよりの日」が始まりで、「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と定めたものが兵庫県に広がり、日本の法律になったそうだ。諸外国にはない日本だけのものという。
投稿者 ryokudo : 16:05 | コメント (0)
2007年09月21日
イノシシ被害

今年は、気候の影響で水稲の生育がやや遅れているというが、いよいよ実りの秋を迎え、忙しくも楽しみな季節となった。一方、イノシシやサルの被害もあちこちから聞こえてくる。7月22日は、JA中丹農業共済組合員の指導により、イノシシの稲作獣害による現地確認とその損害程度の評価訓練が実施された。
これは、各自治会から選出された損害評価委員(営農委員)の教育の一つとして獣害の多いこの地域では毎年行われている。口上林の武吉町でイノシシに入られた田んぼの損害評価の程度は収穫量の42%であった。勿論、この結果は共済組合に報告され保険金の支払いが行われる。
由良川の上流に位置し、28kmに渡って里山が続く上林地区は、山に囲まれた自然豊かな土地でもあり、昼と夜の温度差が大きく、水田に利用する上林川の水質もよいことからお米が一際美味しい。しかし、反面、鹿やイノシシ、サルによる獣害も多く生産者にとっては頭の痛いところだ。
田畑の周囲には、電気柵やトタン、そして、網などによる柵をめぐらせて獣害防御の戦いが続いている。ちなみに、鹿は柔らかい水稲苗を好み、イノシシは実り始めたお米を、そして、サルはモチ米を好むという。
丹精込めて作った野菜やお米を食べられる無念さは、被害にあった生産者にしか分からない。山には杉や檜が植樹され、動物の食べ物となる木々は少なくなったことから里山に降りてくるが、彼らを山に返し、人間と共存するよい方法は無いものだろうか。
投稿者 ryokudo : 16:55 | コメント (0)
2007年09月16日
大地の呼吸
..............................................................................撮影:睦寄町 君尾山

9月9日朝6時、目を覚ますと家の前は一面の霧、飛び起きて裏山の君尾山光明寺(582)へ車をとばした。本格的な雲海の季節には少し早いが、木々が放出する水蒸気が朝日に照らされながら、ゆっくりと空へのぼっていく様子が眼下に広がっていた。いつ見ても神秘的で感動的な風景である。
上林は、川を挟んで両側は険しい山々が続き、面積の92%は山林に囲まれた自然豊かな土地。山々にはブナやナラ、カエデや栃の木などの紅葉落葉樹が繁り、木々の保水量も杉や檜などの針葉樹に比べると格段に多いという。
ちなみに、ブナも幹周りが3メートルを超える巨木になると20万枚の葉が繁り、そこからは毎日1トンの水を蒸発させる。そのままだと葉の表面は50℃にもなって枯れてしまうが、それを補うのが雨。森の中の木々たちは、その水分を取り合っており、たくさん取り込んだ木ほど長生きができるという。そして、取り込んだ雨水は木の幹を伝って流れ落ち、根に蓄えられていく。
<雲海 一口メモ>
山間部での放射冷却によって空気が冷やされ、その中の水分が霧となって一帯を多い尽くすことで、雲の海に山々が島のように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。まさに大地の呼吸であり、毎年繰り返される大自然の営みでもある。
投稿者 ryokudo : 14:03 | コメント (0)
2007年09月08日
真夏のイベント
.....,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.................................................................撮影:あやべ温泉

9月に入っても暑い日が続いている。予報ではしばらく真夏日が続き、例年になく残暑が厳しくなるという。今年の猛暑は40.9℃にもなり日本の観測記録を塗り替えた地域もあったが、今回は真夏のイベント(温泉祭り)を夏の思い出としてお送りしたい。
上林のお盆は都会へ出た人達が大勢帰って来られ、地域の人口が何倍にも膨れた。それぞれの家庭では、ご家族や親戚の方々との積もった話に花が咲いたことだろう。また、久しぶりに逢った友達や同級生などとも旧交を温めながら飲むビールに酔った方も多かったに違いない。
筆者の家も、栗東に住む弟が2年前に大病を患って入院していた妻と、その子供や孫たち5人を連れて墓参りに来て一泊した。日頃は母と2人の静かな家だが、今年は賑やかなお盆を過ごすことができた。
8月14日、昨年に続いて真夏のイベント「あやべ温泉祭り」が行われた。2時から始まり炎天下のテントの中、地元有志による焼きソバやアユの塩焼き、カキ氷などが販売され大勢の入浴客が立ち寄られて楽しんで頂いた。
そして、夕闇迫る8時からは打上げ花火やナイアガラ花火(写真)が夏の夜空に輝き、見物客からは大きな歓声が上がった。このような山中での花火大会はそう彼方此方ではないだろう。地元の消防署員が待機しての催しだけに危険は感じないが、鹿やサルなど山の動物たちはきっとよく眠れなかったのでは・・・・。