2007年09月16日
大地の呼吸
..............................................................................撮影:睦寄町 君尾山

9月9日朝6時、目を覚ますと家の前は一面の霧、飛び起きて裏山の君尾山光明寺(582)へ車をとばした。本格的な雲海の季節には少し早いが、木々が放出する水蒸気が朝日に照らされながら、ゆっくりと空へのぼっていく様子が眼下に広がっていた。いつ見ても神秘的で感動的な風景である。
上林は、川を挟んで両側は険しい山々が続き、面積の92%は山林に囲まれた自然豊かな土地。山々にはブナやナラ、カエデや栃の木などの紅葉落葉樹が繁り、木々の保水量も杉や檜などの針葉樹に比べると格段に多いという。
ちなみに、ブナも幹周りが3メートルを超える巨木になると20万枚の葉が繁り、そこからは毎日1トンの水を蒸発させる。そのままだと葉の表面は50℃にもなって枯れてしまうが、それを補うのが雨。森の中の木々たちは、その水分を取り合っており、たくさん取り込んだ木ほど長生きができるという。そして、取り込んだ雨水は木の幹を伝って流れ落ち、根に蓄えられていく。
<雲海 一口メモ>
山間部での放射冷却によって空気が冷やされ、その中の水分が霧となって一帯を多い尽くすことで、雲の海に山々が島のように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。まさに大地の呼吸であり、毎年繰り返される大自然の営みでもある。
投稿者 ryokudo : 2007年09月16日 14:03