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2007年11月27日

荒廃する里山(No.1)

........................................................................撮影:奥上林 故屋岡町
2007.11 kouhai suru satoyama.jpg

耕作者のいなくなった田畑の多くはセイタカアワダチソウなどの雑草が生い茂り、すっかり荒れ果て、筆者が通学していた頃に比べると旧奥上林小学校前の田園風景(写真)はすっかり変わってしまった。

この地域は、昭和28年(1953)台風13号の大洪水により土砂で埋まったことから、当時、導入され始めた耕耘機の能力に合わせて8 a(240坪)の大きさに耕地整備された。その当時の農業は和牛による農耕の時代でもあり、筆者も学校への行き返りなんと便利な耕作機械が使われ始めたものかと感心していたことを思い出す。

今は、時代が変わって大型トラクターの全盛期、その耕作能力は耕運機の比ではない。一区画面積の小さい耕作地は作業効率が低いことや農道が狭いことなどから作り手がないのだとも言われる。

日本の農政は長期に渡り減反政策が進められてきたが、近年は地区に割当てられたお米の収穫量が基準に満たないことから作付面積を増やそうとする。しかし、減反政策や米の低価格が長く続いたこともあって、すっかり魅力を失った農業は次世代の担い手を失い、作付面積が減ることはあっても増やすことは難しい環境にある。

ある資料によると、日本の農業従事者における65歳以上の比率は52%を超えるが、44歳以下の従事者となると10%(フランス57%、イギリス54%)。これは食料自給率の低さと合わせて日本の農業が危機的な状況になっている証拠でもあるという。(参考文献:武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」)次回へ続く。

投稿者 ryokudo : 2007年11月27日 16:11

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