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2008年01月02日
くにうみまつり(No.2)
................................................................................撮影:奥上林 睦寄町

(前回の続き)
2日目は、主催者である「きらり上林」の若杉典加代表の挨拶に続いて、日本熊森協会の森山まり子会長の基調講演。その後、彼女を含め初日の3名の講演者に加えて舞鶴市で山の巡視員をされている荒木邦雄さん、水源の里協議会の酒井聖義会長が加わってパネルディスカッション(写真)が行われた。
若杉さんは、「自然豊かな上林に魅せられて11年前に大阪から母と共に移住してきた。古民家に住み、自然農法でお米を作りながら3人の子供たちを育てている。地域の人達が大切に守ってきた山や森を、都会の若者たちの支援を受けながら落葉広葉樹を植え、動物たちが棲める豊かな森を再生していきたい」と云われる。
森山先生は1992年、鉄砲で撃ち殺されたクマの写真を見て、尼崎市立武庫東中学校の生徒たちと絶滅寸前の兵庫県ツキノワグマの保護に立ち上がった。獣害にあった人々や猟友会、行政の担当者の猛烈な反対にも臆することなく署名を集め、貝原兵庫県知事に会ってクマを射殺されるのを禁止した。そして、クマの棲む森を育てるため天皇陛下に手紙を書き、毎年行われている針葉樹の植樹会を落葉広葉樹に変えた。
早くから杉や檜の人工林が植樹された九州ではツキノワグマは絶滅してしまった。四国の生息数はあと数十頭。兵庫県でも60頭しか生息しておらず絶滅寸前だという。クマは個体数が300頭を切ると近親相姦のため絶滅に向かうという。また、自然林を40%以上残す必要があるとも・・・・。
クマなどの大型動物が歩くことで密集した木々の間に風穴ができ、また、食べた種子が遠くへ運ばれることにより広範囲に木々が育ち、保水力豊かな森ができる。自然界では全ての動物にそれぞれの役割があって微妙なバランスの上に成り立っており、ひとつが壊れると生態系の維持ができないとも云われる。(次回へ続く)
投稿者 ryokudo : 2008年01月02日 16:31