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2008年02月22日
生物の大量絶滅(No.1)
...............................................................写真提供:白道路町 大槻道和

三畳紀のアンモナイト化石
綾部市の隣町である福井県高浜町から京都府北部の難波江層群という地層には、日本の三畳紀を代表する海洋生物の化石がたくさん採取できると云われる。写真は、昨年9月「まこもたけ」の取材で訪れた綾部市白老路町にお住まいの大槻道和さんが、奥さんと二人で採取された化石の一つ。大槻さんのお家の倉庫には、この高浜町や綾部市、そして、大江町(福知山市)などで採取された化石がたくさん保管されている。
地球は、3,000万種もの生物が生きる「生命の星」ではあるが、同時にそれは「死屍累々の星」の歴史でもある。今回は、大槻さんの化石を拝見しながらエディアカラ生物群が誕生した6億年前から新生代までに起きた5回の大規模な生物の絶滅事件について思いを馳せてみたい。紙面不足と一知半解のための説明不足についてはご容赦願いたい。
さて、5回の大規模な生物の絶滅事件(通称ビック・ファイブ)の中で、ブログ読者の皆さんが最もよくご存知のものは6500年前の白亜紀末の大量絶滅(通称KT境界の大量絶滅)だろう。これは、ちょうど恐竜が地球上から姿を消したときである。このとき恐竜のみならず、当時存在した生物種のうち70%(科のレベルでは18%)が同時に絶滅したという。
それは1980年、イタリアグッビオのKT境界層から大量のイリジウムが発見されたことから始まった。6500万年前、メキシコユカタン半島の海に直径10kmの大きな隕石が落下した。その速さは秒速20キロ、音速の50倍以上だ。周辺で発見された植物の化石から6月頃だったことまで明らかになっている。その衝突は地球上に存在する核弾頭の総量の10万倍という猛烈な爆発を起こしたと云われる。(次回に続く)
投稿者 ryokudo : 2008年02月22日 20:07