« 生物の大量絶滅(No.3) | メイン | ふきのとう収穫体験ツアー »

2008年03月24日

生物の大量絶滅 (No.4)

..................................................................................写真:ストロマトライト
2008.03 絶滅444.jpg

(前回の続き)
 陸上動物の世界では、哺乳類型爬虫類の支配が終わりを告げた。その後、三畳紀の後期に、あの地球生命史上最大のスーパースターである恐竜が登場するまで、生態系の頂点に君臨するものはなかった。PT境界の大量絶滅の後、1億年間にわたって低酸素時代が続いたことから、これに適応した気嚢システムをもった恐竜は、中生代の1億6000千万年の長きにわたって種を増やし、巨大化し、地球上を支配した。

 そして、6500万年前の白亜紀末に絶滅したといわれる恐竜ではあるが、ある種の恐竜は、著しい環境変化を生き延びて鳥に進化したという。恐竜が身につけた気嚢システムを受け継いだ肉食巨鳥ディアトリマだ。恐竜絶滅後、2000万年にわたって地球上に君臨した。アジアで生まれた肉食哺乳類のハイエノドンに追われるまでは・・・・。

 38億年の太古、硫化水素で満ち溢れる深海の熱水噴出孔で誕生した生命は、光合成植物による酸素の放出や全球凍結、異常火山活動による温暖化と空気濃度の低下、巨大隕石の衝突など地球上の様々な環境変化の中を生き残りその度に大きく進化してきた。大量絶滅のような環境の激変が起きると、生命進化のスピードが加速されるという。

 地球上に出現した生物の99.99%は絶滅した。しかし、太古とおなじ姿で生き続ける生物もいる。それは、西オーストラリアのシャーク湾に生息するストロマトライト(写真)。筆者のささやかな夢。それは、27億年前に大繁殖し、光合成システムにより酸素を排出して地球環境を激変させ、今も同じ姿で生きるこの命を観察すること・・・・。(おわり)

投稿者 ryokudo : 2008年03月24日 11:02

コメント