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2008年03月11日

生物の大量絶滅(No.2)

.........................................................資料:NHKスペシャル 地球大進化
ビッグファイブ.jpg

(前回の続き)
直径10kmの巨大隕石の衝突により、高さ400mの大津波がメキシコ湾やカリブ海周辺を襲い、同時に巨大なキノコ雲と共に数兆トンの岩石が火の玉となって地表に降り注ぎ、世界中の森林は大火災を起こして消滅した。太陽光線は塵でさえぎられ、平均気温は数十度も低下して「衝突の冬」と呼ばれる寒冷期が訪れた。

光合成ができなくなった植物は枯れ果て、草食動物は餓死し、餌を失った肉食動物も死滅していった。そして、衝突からおよそ10年後、大気が澄み寒さが緩むと、今度は逆に、衝突や森林火災で放出された二酸化炭素がじわじわと温室効果を発揮し、その後数十万年以上も続く温暖化が始まった。こうした環境の激変が、恐竜のみならず、アンモナイトや魚類、貝類、プランクトンなど70%にもおよぶ生物の種を絶滅させていったと云われる。

しかし、これはビッグファイブの中では序の口だという。上記のグラフで最も落ち込みの激しい2億5千万年前のペルム紀末には、「科」のレベルで52%が減少した。これに逆算推定法を適応した「種」のレベルでは最大96%が絶滅したことになるという。先の白亜紀末の「KT境界の大量絶滅」に対して、これを「PT境界の大量絶滅」と呼ばれている。

その証拠は、中国浙江省の石灰岩採石場の跡地である煤山や南アフリカのカルー盆地に眠るペルム紀と三畳紀の化石から分かるという。ちなみに、煤山は魚類や貝など海の生物、カルー盆地は哺乳類型爬虫類のモスコブスやゴルゴノブスなど陸の動物の化石が2億体以上も眠っているそうだ。そして、次の中生代の三畳紀から白亜紀末にかけ、1億六千万年の長きに渡って繁栄した恐竜の祖先たちは、この時代トカゲほどの大きさであったという。(次回に続く)           (参考資料:NHKスペシャル地球大進化など)

投稿者 ryokudo : 2008年03月11日 13:42

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