« 2008年03月 | メイン | 2008年05月 »
2008年04月30日
荒神信仰
............................................................................撮影:奥上林 睦寄町

睦寄町に在住の岩鼻貢さんのお宅には、荒神さんを祭る小さな祠がある。この祠、新しく作り替えたことから3月の大安の日に、口上林武吉の久保健治さんを宮司に招いて入魂の儀式が行われた(写真)。
岩鼻さんの屋敷は、その昔、あやべ温泉のすぐ近くにあった。結婚前に現在のところに転居されたが、その時、荒神さんも一緒に移されたそうだ。奥さんの久恵さんは「両親が大切に祀っていたものであり、私もこの家を大切にしており、荒神さんを守って行きたいと思っている」と話され、毎朝、お水を供え、両手を合わしていると言われる。
荒神さんは、この地方の多くの家で信仰されており、日本古来の民族的宗教である神道でもある。神仏を敬い、尊ぶ気持ちが、ひいては家族を大切にし、地域との融和をはかり、住みよい社会を育むための日本人の知恵でもあろう。
<荒神信仰 一口メモ>
日本では、古来より激しい霊威を発揮して、人間社会に災いをもたらすような神霊を「荒振神」(アラブルガミ)として、畏れ敬う信仰があった。火は、全てのものを焼き尽くすものであり、また、食べ物を調理するためには必ず必要なものである。
古来から、人間は火に対して、畏れの気持ちと感謝の気持ちを持ち、家や作物の守護神として信仰してきた。激しい霊威、神威を持たれているので、火の神、竈の神を荒神と呼んでいる。
投稿者 ryokudo : 19:11 | コメント (0)
2008年04月26日
トレーラーハウス
...............................................................................撮影:中上林 睦合町

中上林 睦合町真野の府道1号線沿いには、トレーラーハウスと称する白色のモダンな住宅が建てられている。今回は、上林では珍しいこのトレーラーハウスを見学させて頂きながら、所有者である運送会社の宮崎社長ご夫妻にお話を伺った。
これは、大阪に本社のある生野運送の宮崎さんが、キャンピングカーの展示会を見学に行かれたインテックス大阪で、同じ位の価格で販売されているこの住宅に魅せられて購入され、別荘として5~6年前に建てたられたもので、休日はここで過ごすことが多いと云われる。
この建物、2×6工法のカナダ産、1棟が幅3.5m、長さ10m程あり、窓が広く太陽光が十分入ってくることから室内はとても暖かい。初めは1棟だったが、夏休みには従業員の方がたくさん宿泊に来られることから増築されたのだと云われる。
キッチンやベッド、食器棚やカーテンなど生活に必要な家具はほとんど装備されていることから、タイヤの付いた建物をけん引き車で運送した後はジャッキアップし、電気と水道を繋いですぐ住める。1棟は2月の雪の中、新品に入れ替えられたそうだ。
夏休みは日本海で泳ぎ、ここで焼肉や花火をしながら家族みんなで満開の星空を眺めて過ごす時間は至福の一時だと云われる。そして、何時間でも遊び相手をねだる愛犬ラブと芝生で戯れる姿は何とも微笑ましい。父親の後を継いで大手の取引先を確保しながら、ご夫婦で会社を発展させて来られた生野運送さんの、社業の益々の発展をお祈りしたい。
投稿者 ryokudo : 14:36 | コメント (0)
2008年04月10日
あやべ温泉寄席
......................................................................撮影:睦寄町 あやべ温泉

あやべ温泉二王館において、第1回「あやべ温泉寄席」が開催された。80数人が参加した会場は笑いの渦に包まれ、入浴前の一時を楽しんだ。
温泉寄席は、この春からあやべ温泉が主催する新企画で、桂三扇(写真)さんをレギュラーに、毎月1回開催する落語寄席。今回の出演は、笑福亭由瓶さんと桂三扇さんの二人が、約1時間に渡って楽しい話をして頂いた。
由瓶さんは、サラリーマンから転身された鶴瓶師匠の門下生。古典から創作落語、漫談、面白マジックショー(?)まで、幅広い芸風で活躍中だ。丹波市氷上町の出身。桂三扇さんは桂三枝師匠の門下生。「FMいかる」でもおなじみの福知山在住のママさん落語家で、“小さな身体で大きな仕事”をキャッチフレーズに、司会や講演でも活躍されている。
落語は、1人で全ての登場人物をこなすことから表現力がポイント。文字はマユを動かすことで表現し、ハシや筆はセンスで、そろばんや電卓は舌で音を出して表現する。また、話にはかならず落ちがあることから落語なのだとも云われる。30分間をたった一人で演じ、観客を退屈させず笑わせるには、厳しい訓練と長い経験を要する。
NHKテレビ「ちりとてちん」の影響もあって、ちょっとした落語ブーム。笑いは人間のNK細胞を増やし、免疫力を高めることからガン患者の方にも効果的だと言われる。健康には、難しいことを考えず、落語を聴いてあやべ温泉へ入浴ください。
次回は4月25日(金)。入浴券付きで前売りが800円、当日が1,000円。お問い合わせはあやべ温泉 TEL: 0773‐(55)‐0262
投稿者 ryokudo : 11:07 | コメント (0)
2008年04月03日
携帯電話のアンテナ
..................................................................................撮影:奥上林 睦寄町

高さ25メートル、天にそびえるこのアンテナは4月から電波を発信し、今まで届かなかった携帯電話のエリアを解消するAU電波塔。あやべ温泉を訪れるお客様からの強い要望もあって、この1月から工事が開始され、3ヶ月かかって完成した。
奥上林の93%は山地。集落が山に囲まれたこの地域は、携帯電話の電波が届かない場所が多く、移動中などは電波が途切れることが多かった。この電波塔の開設により、あやべ温泉はもとより、睦寄町の大半の地域に電波が届くようになり、安心して通話ができるようになった。
また、この電波塔、府道1号線からあやべ温泉へ入る温泉街道の入り口付近に建っていることからお客様からの地理の問合せにも活躍しそうだ。この土地は、駐車場として使用されていた地元の方が、業者からの要請に快く応じられことからスムーズに話が進み、トラブルもなく順調に工事が完了した。
ここに咲く梅も、きっと花びらを広げて開設を祝っていることだろう。
投稿者 ryokudo : 14:25 | コメント (0)
2008年04月01日
早春の香り
.........................................................................撮影:睦寄町 あやべ温泉

「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」と服部嵐雪の俳句にも詠まれた梅の花。今年も、この可憐な花咲く季節が上林にも巡ってきた。あやべ温泉の敷地内には20数本の梅木があって日ごとに紅と白の花びらを咲かせており、公園内に入るとその香りが漂ってくる。
梅は、奈良時代以前、中国文化とともに遣唐使が薬木として中国(湖北省・四川省)から持ち帰ったもので、日本の風土によく合い、平安時代に広く普及したという。江戸時代には、沢山の品種の育成・改良が行われ、現在では300種以上あるとも言われる。
梅の名所は各地に多いが、その歴史から京都の北野天満宮がよく知られている。毎年行われる2月25日の梅花祭りには20万人の人手で賑わうそうだ。このブログを執筆するに当たり、久し振りに天満宮に参拝してきた。3月も終わりを迎え50種、2,000本の梅は遅咲きの一部を残し、多くの花びらが地上に舞っていた。
天満宮にちなんで、梅をこよなく愛した菅原道真の歌を一句
『東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』
<左近の梅>
京都御所に「左近の桜」「右近の橘」が植えられている。この桜、もとは梅であったという。村上天皇の時代、火災で梅の木が倒れ、紀貫之の娘の梅を献上させたところ、娘が『勅なれば いともかしこし鶯の 宿はと問わば いかが答えん』と、梅との別れを歌にした。この歌に心をうたれた天皇は、梅を娘に返し、桜に植え替えたそうだ。