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2008年10月27日
佃のビッグツリーファーム(No.2)
...................................................................................撮影:口上林 佃町

(前回の続き) 保健所員による立ち入り検査風景
多くの作業はコンピューター制御で省力化されており、近畿でナンバーワンの最新鋭設備だと云われる。ここで働く従業員の方は鳥渕さんを含めて5人。3人の若い女性の方もてきぱきと作業されており、この取材の見学中に生まれた子牛を素早く一輪車に乗せ、専用のベビーハウスへ運搬されていた。
牛舎の仕事は朝四時の起床から始まる。きつい仕事だが「牛が大好きなので仕事を嫌だと思ったことはない」と云われる鳥渕さんの表情は輝きと誇りにあふれ、短い取材の中でもそのお人柄が伝わってくる。
また、お忙しい中、施設内を案内して頂いた鳥渕社長のお母さんにもたいへん丁寧に説明して頂いた。戦後、ご主人と一緒に丹波町の荒地を開墾され、現在500頭の乳牛を飼育されておられるという。2度に渡って大きな事業を立ち上げられて明るさと優しさ、そして、強さを感じる鳥渕社長のお母さんである。
辞めていかれる同業者もあると云われる厳しい業界にあって、上林佃町で立上げられたビッグツリーファーム社、今後とも社業の益々の発展を願いながらこの地を後にした。
<乳牛一口メモ>
牛には生まれたときから一頭一頭に証明書が発行されており、いつ、どこで生まれた、どんな牛かがすぐに分かるという。ちなみに、牛の鼻頭のシワ模様は、人間の指紋のようにそれぞれ異なり、このシワで固体判別をするそうだ。
投稿者 ryokudo : 10:46 | コメント (0)
2008年10月22日
佃のビッグツリーファーム社 (No.1)
...................................................................................写真:口上林 佃町

美味しそうに牧草を食べる乳牛
口上林佃町には乳牛400頭を所有されている近畿でも有数の大きな飼育場がある。屋根裏にたくさんの扇風機が取り付けられた2棟の牛舎の中では乳牛たちが、米国から取り寄せられた栄養たっぷりの牧草を美味しそうに食べている。
経営者の鳥渕大樹さんご一家がここへ来られたのは5年前。一面の桑畑と竹林を開墾し、牛舎を建設して乳牛200頭から始められたという。北海道から若くてよい牛を仕入れると共に、飼育方法や設備の設計・導入に際してはアメリカまで視察に行き、研究されたそうだ。
搾乳は一日2回。一度に40頭を自動的に追い込んでくるように出来ており、搾乳機も自働洗浄、自働収納される。しぼった乳は、搾乳機からパイプを通して自働的にタンクへ運ばれて冷却処理殺菌され、分析された栄養データを自働検出する。そして、大型トラックで食品メーカーへ運搬されるが、府道1号までの道が狭いので雪道の時はちょっと心配だと云われる。
毎日、たくさん排出される糞は、大きな熱処理機をとおして乾燥・脱臭・発酵されて農作物などの肥料となり、尿は地下の汚水処理装置できれいにして河川へ排出される。人間の下水処理と同じである。牛舎と合わせてこれらの設備にかかる費用は大変なもので経営者の環境に対する配慮がよく伺える。(次回へ続く)
投稿者 ryokudo : 18:18 | コメント (0)
2008年10月09日
二王門への古道
........................................................................................奥上林 睦寄町

きれいに清掃された二王門への古道
君尾山二王門への古道がきれいに整備され、スニーカーでも歩けるようになった。この道は、筆者の子供の頃、毎年4月の大般若法要祭には僅かな小遣いをもらって友達と駆け上がった遠い昔の懐かしい思い出の道。
樹木のトンネルに覆われ道は風情があり、光合成により植物が排出する新鮮な空気を肌で感じられる場所でもある。真夏でも太陽光線がカットされ、とても涼しい。また、堆積した落葉は足に優しく、歩くことの楽しさを感じさせてくれる。冬季の雪もほとんど堆積せず、林道が通行できない時、光明寺の楳林和尚はこの道を利用されるそうだ。
数十年前に林道ができてから光明寺や二王門へは車で行くようになり、この道は使用されなくなり、久しく荒れ果てていた。この度、山林保全を目的に林野庁が進める「森林整備地域活動支援交付金制度」の活用で地元山内自治会員により、昨年から5年間に渡って整備を進めているところでもある。
上り口は温泉から600メートル程行った処にあり、あやべ温泉から二王門までは徒歩で約45分。さわやかな秋の空気を胸一杯に吸いながら、法然や栄西、親鸞や日蓮などを輩出し、近代仏教の花開いた鎌倉時代を偲びながら古道を散策して見てください。