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2009年04月16日

コブシ

........................................................................撮影:中上林 八津合町
こぶし001.jpg
左右を桜と桃に囲まれて咲く上林禅寺のコブシ

厳しい寒さの冬が終わり今年も上林に春がめぐってきた。府道1号線をドライブすると落葉広葉樹が新芽を出す前の山々に真白のコブシがたくさん花を咲かせているのが目に入る。毎年繰り返す地球の営みではあるが、改めて大自然の大きな息づかいを感じさせてくれる此の頃である。

上林谷は水源の里の老富町から山家に至るまでの7里(28キロメート)の距離にあって、中央には清流上林川が流れ、その両側には高い峰が並行して続いている。コブシは、府道1号線を挟んで川向となる南側の峰に多く見られ、高い峰の山頂までも広がっている。

コブシは別名「田打ち桜」とも云われ、モクレン科の落葉広葉樹。早春に他の木々に先駆けて花を咲かせることから特に目を引き印象深い花である。白樺 青空 水車小屋 こぶし咲くあの丘 北国の 北国の春・・・と演歌にも歌われ山に春を呼ぶ植物。

この花が花弁を散らす前後から上林のあちこちの田んぼではトラクターのエンジン音が響き、田植えの準備が始まる。そして、5月初旬から中旬にかけて田園は緑一色に染まり、冬とは全く違った景色となる。これは、稲作が始まった2000年前の弥生時代からの田園風景ではあるが、きっと、コブシは山の頂から時代の変化を眺めて来たことだろう。

投稿者 ryokudo : 2009年04月16日 14:13

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