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2009年04月27日

桃の花

............................................................................撮影:奥上林 睦寄町
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味工房の庭に咲く満開の桃の花

コブシに続いて、あやべ温泉の姉妹施設である味工房の庭には桃の花が満開となり、入浴に訪れたお客様がカメラを向けておられる姿を時々見かける。白いこぶしの花、淡いピンクの桜、黄色い山吹、そして、濃いピンクの桃の花など彩豊かな花が次から次へと咲くこの地域では、まるで緑の山々をキャンバスにした絵巻物を見ているようである。

やがて花弁が風に吹かれて舞い散る頃、落葉広葉樹が一斉に新芽を出し、日毎に強くなる太陽の光を浴びながら光合成を行って炭水化物などの栄養素を作っていく。そのシステムの排斥物である酸素を利用して、人間をはじめとした動物や菌類がエネルギーを得て生存している。地球上の動物や植物、菌類などの生命はお互いに支えあい、助け合って共生しているのである。

<桃の花 一口メモ>
桃の花を見る度に思い出すのは、中国の三大小説の1つである三国志だ。劉備元徳、張飛、関羽の三人が桃園の誓を結び、諸葛孔明を三顧の礼をもって迎え、天下三分の計が始まる。そして、魏、呉、蜀の三国に分かれて覇権を争うことになるが、今、日本でレッドクリフのタイトルで上映されているのは赤壁の戦いを中心とした三国志の名場面である。曹操や孫権、孔明や周瑜など多くの英雄豪傑が活躍する場面は見るものを感動の渦に巻き込む醍醐味と人間模様がある。

一方、後漢末に4,750万人にまで復活した中国の人口は、三国時代末には、わずか800万人そこそこに激減した。英雄豪傑の乱舞する時代とは、民衆にとっては塗炭の苦しみの時代でもある。「一将巧成って万骨枯る」はただの格言ではない。天寿を全うし畳の上で家族に囲まれて往生をとげられる平和の有難さ、尊さを改めて思う。(「諸葛孔明の生涯」寺尾善雄著 三笠書房)

投稿者 ryokudo : 2009年04月27日 09:24

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