« 団長点検 | メイン | (株)緑土 10周年記念式典 »
2009年07月25日
薬師まつり
...................................................................................撮影:睦寄町 山内
山内自治会の薬師まつりと薬師如来像(写真右)
あやべ温泉に隣接する20軒あまりの小さな自治会の公民館敷地内には、高さ60センチほどの薬師如来像が祭られ、人々の信仰を集めている。その山内自治会では7月5日の日曜日、君尾山光明寺の楳林和尚を招いて19年ぶりの薬師如来法要を行った。
毎年、薬師村用と称して薬師堂と公民館周辺の清掃、また、自治会内の草刈りを行い、その後、それぞれが薬師如来に参拝して祈願することが恒例になっている。この祭りは、今年3月に公民館と薬師堂まえの通路がきれいに舗装されたことを祝って薬師村用に先立って開催したものだ。
薬師如来は、阿弥陀如来の西方極楽浄に対する東方浄瑠璃世界の教主。医王ともいわれ、右手は施無畏の印で人々の一切の苦の根を取り去って楽を与え、左手に持った薬壺からは病魔撲滅の妙薬を与える。この仏は菩薩の頃、十二の大願を立て、苦行の末、その本願が成就して得た功徳によって如来となった。その十二の大願とは・・・・・。
薬師如来を祭る法隆寺は、聖徳太子が父の用命天皇の病気平癒祈願のために建立。また、薬師寺は持統天皇の病気平癒、新薬師寺は光明皇后が聖武天皇の病気平癒を祈って建立したもの。今日のように医学が発達していない古代・中世においては、病気回復と怨霊鎮魂は切実な願いでもあり、8世紀ごろから薬師信仰が流行したという。(参考文献:古寺巡礼 淡交社発行、魅惑の仏像 毎日新聞社発行)
山内自治会の薬師信仰がいつ頃始まったものか知る由もないが、お堂内の木札には天保9年(1838)に焼失したことから君尾山光明寺から寄進されたとの記録がある。また、昭和9年に薬師堂が新築されている。信仰心の薄い筆者ではあるが、先祖が大切にしてきたものを受け継いでいきたいとの思いでこの祭りを開催させて頂いた。
投稿者 ryokudo : 2009年07月25日 14:22