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2009年09月30日

秋の収穫「稲刈り」

..............................................................................撮影:奥上林 睦寄町
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コンバインで我が家の稲刈り

上林の彼方此方でコンバインのエンジン音が響き、稲刈りが始まった。近年は、大型機械で短時間に作業が進み、25アールの筆者の田んぼは2時間余りで完了した。今年は、冷夏による日照不足と長雨による天候不順の影響で、周辺の農家では10~20%の減収だという。私の農地も、シカによる被害と合わせて大幅な減収は免れない。

コンバインを持たないため稲刈りから乾燥、もみすり、袋詰めまでの作業のすべてを職場(あやべ温泉)の同僚に依頼している。彼の自宅とは約5 kmも離れているが、仕事の合間にイネの実り具合を見ながら刈り取り時期を判断し、日程を合わせてくれている。また、コンバインをトラックで移動したり、刈り取ったモミは数回に分けて運ばねばならず、結構、余分の手間がかかることが多いが、気にせずやってくれている。とても頼りになる同僚(写真左の男女)である。

今年は、以前に勤務していた京都の会社の後輩が手伝いに来てくれた。一度は稲刈りをしたかったのだと云って、初めての機械を難なく操作している(写真)。彼は、毎年、私の新米を買ってくれているが、あやべ温泉へ来る度にすっかり上林が気に入り、近所に古民家を購入し、ここの住民になってしまった。今では多くの知人ができ、筆者より上林のことをよく知っている。

このブログ原稿を書き終える頃にはピカピカの新米を口にしていることだろう。これで、食事の楽しみが1つ増えたことは間違いない。自然のチカラと豊かさに感謝、感謝。

投稿者 ryokudo : 17:56 | コメント (0)

2009年09月26日

栃の実拾い(No.2)

...........................................................................撮影:水源の里 古屋
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たくさんの栃の実を拾って大満足の親子連れ

<古屋と栃の実 一口メモ>  (No.1の続き)
古屋の山中には100本近い栃の木がある。大きなものは幹の周り7~8mのものがあり、樹齢は五百年を超える。樹木の繁る山中でも一際目を引く大木となり、枝の先までは数十メートルもあって、真下から見上げれば首が痛くなるほど高い。それだけに、多くの水分を必要とすることから雨水が集まる山の谷間に多く群生するそうだ。

栃の木に実が成るまでには数十年かかると云われるが、その実を栃餅にするには、拾った実を2日ほど水につけて虫を殺すことから始まる。その後、1ヶ月程自然乾燥してから水につけ、鍋に入れて実を暖めながら皮をむき、1週間ほど流水にさらす。

そして、水と栃の実を沸騰させて70℃まで冷やした後、灰を入れて保温しながら2~3日アク抜きを行う。それをよく洗って灰を流し、もち米の上において蒸してから餅をついて仕上げる。1つの栃餅を作るには随分と手間暇がかかるが、ちょっと苦味のある栃餅の美味しさの秘密はこの処理工程にあるとも云える。

古屋は、隣の集落から6kmほど離れた山の中にある。住民の先祖は清和源氏とも云われているが、中世の頃は京都を守る北端の砦があり、京街道の宿場として栄えたそうだ。50年ほど前、古屋の住民は70人近くいたが、今では7人となった。農村が見直される中、水源の里として都会の人たちの自然体験の場の提供や栃の実を使った製品の開発にもチャレンジしている。7人の古屋の侍は、環境変化をしっかりと受け止めながら、めげず、打ち勝つべき目標を定めて動き出した。(おわり)


投稿者 ryokudo : 17:18 | コメント (0)

栃の実拾い(No.1)

....................................................................................撮影:水源の里 古屋
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水源の里「古屋」の山中で、栃の実を収穫する参加者たち

京都市内から来た親子45人が水源の里「古屋」の山中に入り、栃の実拾いを楽しんだ。場所は、古屋の集落から車で5分、徒歩で約15分の山中である。山の斜面には多くの栃の木が群生して30分位で袋一杯になるほど沢山の栃の実が収穫でき、参加者は初めての栃の実拾いを満喫した。

昼過ぎには下山し、地元の人たちと一緒に臼で栃餅をつき、ゼンザイを作って試食した。初めて食べる栃餅ゼンザイに都会の親子は大喜び。日頃は静かな山村も久しぶりに子供たちの声がこだまし、賑やかに初秋の一日が過ぎて行った。帰りは、あやべ温泉に入浴し、身体を暖めてから2台のバスに乗車して帰京の途についた。

これは、水源の里連絡協議会と綾部市、そして、京都府中丹広域振興局の3者が共同主催するもので、NPO法人 京都子どもセンターが共催している。「都会の子供たちに栃の実拾いを通じて自然に触れてもらい、また、地元のお年寄りとも交流したい」として実施されている。

地元では、「これがないと正月が迎えられない」と云われるほどに好まれた栃餅だが、近年、鹿が好んで食べることから収穫が少なかったという。一昨年、水源の里条例が施行され、その予算で栃の木の周囲、数百メートルに渡ってネットを張ってからは鹿害が少なくなり、特産品として甦った。水源の里「古屋」の住民7人の熱い想いが、この小さな実には込められている。(No.2へ続く)

投稿者 ryokudo : 17:13 | コメント (0)