« 清流の魚たち(No,1) | メイン | 清流の魚たち(No.3) »
2010年07月18日
清流の魚たち(No.2)
.....................................................................撮影:睦寄町 あやべ温泉

(前回の続き) あやべ温泉の水槽の中で泳ぐアマゴ
今から3億6千万年前、初めて陸という未知の世界に挑んだ生命がいた。陸上動物の祖先イクチオステガという現在のサンショウウオによく似た魚類だ。
最古の魚は、今から4億6千万年前のアランダスビスというヒレのない泳ぎ方が不安定な魚であった。この時代、海の王者はオウムガイであり魚類などを捕獲し、食料としていた。そのため、アランダスビスはオウムガイなどの天敵から逃れるために川という新しい世界を目指して進化していった。
しかし、海で生まれた生命にとって塩分濃度の低い川は危険な場所であり、簡単に済める場所ではなかった。そんな中、河口に住みながら腎臓を発達させ、身体に入った余分な水を血液からしぼり出し、塩分濃度の違いを克服したのが4億年前に登場したプテラスピス。
そして、沼や急流など様々な河川の環境の中で進化した魚類は3億9千万年前、背骨を持ったケイロレピスという魚が現れた。この魚は骨の他に泳ぎをコントロールする2枚の胸ビレと腹ビレをもち、獲物を捕らえるアゴと鋭い歯を持っており、今の魚と同じ特徴を備えていたという。
骨は筋肉を支えるだけでなくミネラルの貯蔵庫という役割がある。特にカルシュウムは生命の活動に欠かせないものであり、神経の働きや心臓の筋肉が動くためにはなくてはならないもので、カルシウムが不足すると生命にとってはたいへん危険な状態になる。カルシウムが不足した時は骨から溶け出して補給するそうだ。(次回へ続く)
投稿者 ryokudo : 2010年07月18日 09:24