2007年09月21日

イノシシ被害

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今年は、気候の影響で水稲の生育がやや遅れているというが、いよいよ実りの秋を迎え、忙しくも楽しみな季節となった。一方、イノシシやサルの被害もあちこちから聞こえてくる。7月22日は、JA中丹農業共済組合員の指導により、イノシシの稲作獣害による現地確認とその損害程度の評価訓練が実施された。

これは、各自治会から選出された損害評価委員(営農委員)の教育の一つとして獣害の多いこの地域では毎年行われている。口上林の武吉町でイノシシに入られた田んぼの損害評価の程度は収穫量の42%であった。勿論、この結果は共済組合に報告され保険金の支払いが行われる。

由良川の上流に位置し、28kmに渡って里山が続く上林地区は、山に囲まれた自然豊かな土地でもあり、昼と夜の温度差が大きく、水田に利用する上林川の水質もよいことからお米が一際美味しい。しかし、反面、鹿やイノシシ、サルによる獣害も多く生産者にとっては頭の痛いところだ。

田畑の周囲には、電気柵やトタン、そして、網などによる柵をめぐらせて獣害防御の戦いが続いている。ちなみに、鹿は柔らかい水稲苗を好み、イノシシは実り始めたお米を、そして、サルはモチ米を好むという。

丹精込めて作った野菜やお米を食べられる無念さは、被害にあった生産者にしか分からない。山には杉や檜が植樹され、動物の食べ物となる木々は少なくなったことから里山に降りてくるが、彼らを山に返し、人間と共存するよい方法は無いものだろうか。

投稿者 ryokudo : 16:55 | コメント (0)

2006年08月03日

リモコンヘリの農薬散布

...................................................................................撮影:奥上林 睦寄町
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5月連休に田植えした水稲が穂をだし、少しずつ黄金色に色づいてきた。それに合わせたようにイナゴやカメムシが繁殖し、手間隙かけて作った稲を食べている。例年だと、それぞれ田んぼの持ち主が消毒してカメムシやイモチ病の駆除をしていたが、今年は、睦寄地区の地元でたくさん作っている方の要請で、リモコンヘリコプターによる農薬散布が初めて実現した。

液状の消毒液を満載したヘリが軽トラックから飛び立ち、上空4~5mを飛びながら下方5ヶ所から散布し、稲穂を倒しながら20~30アールの耕作地だとあっという間の作業完了だ。リモコンパイロットの鍛えられた熟練の技である。

ヘリによる農薬散布は、JA丹の国農協を窓口として専門業者に委託されている。北近畿をテリトリーとする業者は10機ほど保持されているそうだ。このリモコンヘリは農薬散布を専用に開発されたもので現在、農機具として申請されているという。

農業就業者の高齢化に伴って機械化が進み、大規模化に伴って効率化が促進する。日本の食料自給率は、カロリーベースで40%を切ったとも云われる中、農業就業者の減少により耕作地の荒廃はどんどん進行している。戦後の農地改革により60年間続いた個人地主による米づくりの維持は困難な環境となってきたのかも知れない。


投稿者 ryokudo : 21:57 | コメント (0)

2006年06月27日

自然農法

.............................................................................撮影:奥上林 睦寄町
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 あやべ温泉のすぐ近くの集落には、子供たちが健康で元気な身体に育ってほしいと願って自然農法にこだわり、農薬や化学肥料を一切使用しない米づくりをしているご婦人がいる。

 3人の子供の母親である若杉さんが、大坂から奥上林に移ってきてから9年になる。「都会にいるときから無農薬で身体にやさしいものを選んで食べていた。また、自分で作って自然に感謝しながら、田舎で農的な生活をしたいとも思っていた。そんな時、大坂で阪神大震災に遭遇し、その思いがさらに強くなり上林への移住を決心した」という。

 若杉さんの自然農法、秋の収穫後に切ったワラを撒き、レンゲを植え、翌年の5月初旬に短く刈った後、耕運機で浅く耕し2~3週間ほど水を溜めておく。レンゲの灰汁をだして除草効果を高めると、雑草のイイ草やコナギが生えないという。そして、田んぼの水が発酵して黒くなると周辺の草を刈り取って肥料にするそうだ。

 今、植えているお米は、伊勢ヒカリだ。これは、天皇陛下への献上米と同じである。また、ミノル式のポット苗は手植え用を採用しており、植えてから3日ほどで根付くという。そのため、近隣では5月初旬に田植えが始まるが、若杉さんは6月上旬に植えるそうだ。15アール程の農地を一人で田植えする若杉典加さん、その笑顔は、上林での農的な生活に生きることの喜びに満ち溢れている。

投稿者 ryokudo : 13:24 | コメント (0)

2005年09月23日

稲刈り

                      撮影:奥上林 睦寄町
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今や農業は機械化の時代、稲作の収穫もコンバインにおまかせあれ。岩崎さんの厳しい目が刈り取る稲穂を見つめる中、筆者のこの20アール(約600坪)の田んぼも、たった2時間ほどで刈り取りから脱穀までが完了した。本当に便利になり、会社へ勤務しながら農業することが可能となって生産性もずいぶん向上しました。

その昔、田植えや稲刈りは「てんごり」と云って近所の人達がお互いの作業を助け合い、朝早くから夜は日が落ちるまで野良仕事に勢を出していた。そんな農業社会の中では「村用」と云って集落全体が共同で作業する習慣が今でも多く残っている。

会社と云う機能組織の中でも、また、農業という共同体組織の中でも、集団でしか生きられない人間が忘れてならないお互いを助け合うという気持ちはいつまでも持ち続けたいものです。

投稿者 ryokudo : 09:24 | コメント (0)

2005年09月06日

新米

9月に入り上林谷の朝晩はすっかり涼しくなってきた。ナスやきゅうりなどの夏野菜も終わり、これからはお米を中心とした秋の収穫がはじまる。
田んぼの稲は黄金色に輝き、まさに今が刈りどき。“実るほど、こうべを垂れる稲穂かな”と歌にも読まれ、2000数百年続いた日本の稲作文化の一端を感じている昨今である。
ところで、14号台風が近づき、稲が倒れたりするのを嫌ってここ2~3日であちこちの田んぼでは稲刈りが始まっており、かなりの稲が収穫されてしまった。
筆者の田んぼの稲刈りは、コンバインや乾燥機などの農機具がなく自分では刈り取りができないため近所の知人にその一切をお願いしている。
そのため、他人任せのところがありもどかしい限りではあるが、台風の影響が少ないことを祈るばかりである。そして、自分で田植えし上林のおいしい水で育てた、白くて艶のあるとれたての新米を1日も早く食べてみたい。


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投稿者 ryokudo : 15:16 | コメント (0)

2005年08月31日

イナゴ

8月30日(火)
昨年の秋、長年勤めた京都の会社を退職し、郷里の上林にある600坪の田んぼで米づくりをしながら毎日心地よい汗を流している。今年は、例年にも増して猛暑が続いたせいか異常にイナゴが多く、田んぼの畦道を歩くと群れをなして飛び立っていく。
写真のイナゴは、米づくり1年生の小生をあざ笑うがごとく我輩の田んぼに住みつき、丹精を込めてつくった稲の葉っぱを無断でバリバリと食べてくれます。
手前の葉っぱはその残骸ですが、このイナゴを網でとり佃煮にして食べられないものかとも思いたくなりますが、厳つい顔を見ているとそれも叶わぬ愚痴で終わりそうです。
それでも、黄金色に輝きだした稲穂を見ながら9月の収穫をとても楽しみにしているところです。

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投稿者 ryokudo : 14:28 | コメント (0)

2005年08月09日

稗(ヒエ)

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5月の連休に植付けされたこの田んぼでは稲穂がでてきました。
もうすぐ黄金色に輝き、8月の終わりから9月の初めかけて稲刈り
がはじまります。
待ちにまった収穫の時期ではありますが、写真で見られるとおり
この田んぼには数本の長い稗(ヒエ)が生えています。
米づくりにはとってはお米の品質を低下させる大敵の雑穀です。
田植えの一週間後には除草を行いますが、この田んぼでは除草
薬のやり方に失敗したようで,あちこちに沢山の稗が穂を出しして
おります。
収穫までにはこれを全部取り除いておいしいお米を食するための
田んぼでの最後の作業になります。


投稿者 ryokudo : 16:13 | コメント (0)

2005年07月11日

中干し

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土がひび割れするほど「中干し」された田です。
田植え後、田は常に水が湛えられた状態になっているため、放っておくと稲にとって有害なガスや酸が発生し根の発育に悪影響を及ぼします。そのため時々水を抜いて田干しを行う必要があり、これによって土中酸素が補給され、共に有害ガスが放出されるため稲の発育は旺盛になります。
特に出穂前40~30日は水の必要程度の最も少ない時期で、田干しをすることがかえって増収をもたらします。この時期の田干しを、特に「中干し」と呼んでいます。


投稿者 ryokudo : 09:23 | コメント (0)

2005年07月02日

田園のレストコーナー

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室外作業が中心の農耕は本職でもなかなかしんどいもの。田んぼの隣に、キャンプセットを利用した簡易の休憩所を設置し、農作業の合間のちょっとした休憩をしています。この傘を近所の仲間が見つけておしゃべりにやってきます。親睦と情報交換をかねたコミュニケーションの場としても重宝しています。

投稿者 ryokudo : 14:46 | コメント (0)

2005年06月24日

イノシシの柵

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上林は、山に囲まれた自然豊かなところです。山から流れ出る水は冷たくてよく澄んでおり、そこで作られたお米も最高においしいものができます。
山の中には猿や熊、鹿やイノシシがたくさん住んでおり、田植えの終った稲を鹿が食べに来ます。写真の電気柵は、その鹿やイノシシが入ってくるのを防止するためのものです。かなり強い電気が流れていますので触るとびっくりして逃げていきます。
稲作管理には、水や肥料と共に動物対策も欠かせません。

投稿者 ryokudo : 13:02 | コメント (0)