human with the new idea which lives in Ayabe

豊かな自然と個性溢れる人材を有する京都府綾部市の「上林」。これからの時代を生き抜くヒントを、ここから発信します。









C O N T E N T S

【TOP】
【コンセプト】

【上林って?】

【上林の地から】
ブログ
【人】上林への移住者
【宝】
自然・文化財
【祭】
【米づくり日記】
【Mail】

●土から生まれて土に還る農業



●日本一しあわせな鶏
 

ご自宅と養鶏場にうかがって、峰地さんのお話をうかがい、まず驚いたのは峰地さんの顔のやさしさだった。菩薩というべきか、とってもやさしい顔をされている。生き物相手の仕事だからだろうか。
 
ふと、蓮ヶ峯農場の鶏たちはきっと日本一幸せな鶏じゃないかなって思った。そう日本一しあわせな鶏。生まれてから大きくなるまで、そんな願いをもって、飼われているんじゃないかと思えてきた。苦労はいっぱいあっただろうけど、それがいい顔をつくっているのだ。


 


 

●こだわりの餌づくり
 

しあわせな鶏たちは、乳酸菌などを入れて発酵させたおからや炭といった様々な自然のものを峰地さんが独自の研究を重ね、配合され、それをえさとしている。工夫に工夫を重ねたら、いまのえさに行き着いたそうだ。探究心。すべてはいい卵をみんなに食べてもらい、大事なことに気づいてもらいたいからだ。
 
腐葉土などもまぜ、山の微生物を身体に入れ、悪いものを出すように、元気な身体になってほしいと願う。平飼いでストレスも少なく、えさも自然素材で身体にやさしく、峰地さんからやさしいことばをかけられた鶏はほんとうにしあわせだろう。
 
鶏舎内は鶏糞による異臭がない。さらさらの状態の鶏糞は肥料として野菜栽培に利用している。若い農業者が鶏糞をもらいにときおり訪れる。プラスの影響を受けて帰っていく。
 
素材を追求すると、飼料代にお金がたくさんかかってしまう。どうしても高級卵になってしまうのだが、峰地さんはできるだけ多くの人に食べてもらいたいとあえて値をさげた。

 
 
 

京都の高島屋でも鳥インフルエンザ以降、安全な卵を消費者が求めて、売れ行きが2倍になった。週3度、京都市まで卵を届けている。農場の売り上げの6割が京都の高島屋。多くのファンが待っている。
 
峰地さんは若い頃から病気がちだった。そんなこともあって、病気に負けない、自己治癒力の高い鶏を育てることをまず基本とし、心がけてきた。それがまさに時代の先をゆく卵となっている。すべてをプラスに転じることができる力をもっている。強い精神力。

 

●原点 18歳のとき
 

峰地さんは18歳のとき、死に直面、生死をさまよった。雑誌で静岡の断食療法を知り、ここへ行けば治ると直感。看護婦さんらがカンパをしてくれ、静岡に向かった。
 
14日の断食。そして、奇跡的に治った。人生観が変わった。ほんとうに生きていることを実感した。おのずと感謝の念が生まれてきた。40日間で別人なった自分がそこにいた。
 
生まれ変わった峰地さんは以後、39年間、いろいろな運動をおこなってきた。
 
京都に路面電車を残す運動もその1つだ。路面で電車の撤去ですべてが変わったと感じた。
 
いま、ようやく失ったものに気づいて、路面電車が注目を集めだしているが、京都が京都でなくなるのがたまらなかった。生協運動、京の町家の破壊をとめることもそうだった。熱い志をもった世代だった。


  

  

次ページ


リンク及びWebページ等への掲載については info@ryokudo.netまで
お問い合わせ・ご連絡をお願い申し上げます。
Copyright (c) 2005. All rights reserved by ryokudo

株式会社緑土は、「上林のチカラ」を応援しています。