
human with the new idea which lives in Ayabe
豊かな自然と個性溢れる人材を有する京都府綾部市の「上林」。これからの時代を生き抜くヒントを、ここから発信します。
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11時43分
すべての配達が完了し、また綾部の上林に戻る前に少しだけ時間をとられます。この少しの時間が、峰地さんの最高の時間となり、暮らしを見つめる大切な時間となります。
必ずお気に入りの喫茶店に入り、コーヒーを飲みながら、本を読んだり、書き物をしたりと自由な思索の時間が始まります。ここでのひとときが峰地さんのエネルギーの源になります。
田舎から下町、都心部へと1週間に3度配達される中、峰地さんの目にはいろいろな風景や事象が見えてしまうといわれます。
子ども達に元気がないこと。世の中が病んでいること。自分たち人間がこんな時代にしてしまったことなど。いろんな事を感じてしまうと。
いろんなメディアの取材に応じたりするのは本当ははずかしくてとてもたえられない。だけど自分の生き方がすこしでもメッセージとなり、何かを伝える事ができ、少しでも世の中ためになるのであればと積極的に応じようとされています。
卵作り以外になにもされていないとおっしゃいますが、その考え方や行動、交友関係、風貌までが、どう見ても一人のアーティストであるように感じられます。
人にチカラを与えたり、癒してくれたり、時には時代に警鐘をを鳴らしたりするものがアートだとすれば、なにも作品を作り出すことだけがアーティストではなく、生き方、暮らし方、存在自体がすでに創造そのものになるということは、本当にあるのだと強く感じました。
「体から毒を吐き出して、新鮮な空気をいっぱい吸い込む。」
「東洋人にあった本当に良い物だけを食べて暮らす。」
「太陽と水があれば、生きることはお金がかからないんだよ。」
「あと何十年も生きられないんだから、自分のできることを精一杯地面をはうように、感謝の気持ちで生きていきたい。」
「本当に体に良い物を食べてほしい。」
「食べ物が悪いと人は能力を発揮できない。」
「田舎に住むことは、命を育てること。」
たくさんの言葉が心に残りました。
雨の日の取材を終えて帰り道、ふと気がついたことがあります。
ちょうど美術館を後にするときのように、豊かな気持ちになっている自分がいることに気がついたのです。あらためて確認できたこともたくさんありました。
「上林の地で、宇宙が見える人。」それが峰地幹朗さんなのです。

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(文・上林のチカラ編集部)
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