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豊かな自然と個性溢れる人材を有する京都府綾部市の「上林」。これからの時代を生き抜くヒントを、ここから発信します。











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清水谷農園

関田 道夫さん

【Michio Sekita】
1933年生まれ
京都府綾部市在住
(大阪・豊中市から移住)




●何かが足りない

 
 

関田さん夫妻が大阪の豊中市から綾部に移住したのは平成12年(2000年)の暮れだった。
 
子どもも大きくなり、仕事も一段落したいま、これからの人生を真剣に考える。
 
そのとき、ふとこんな思いがよぎったのは、
「このまま、大阪にいてもおもしろくない」ということだった。
 
都会はすべてがそろっているけど、何かが足りないような気がしてしまう。
それがなぜなのか、何がそう思うわせるのかはわからないけど、漠然とそんな思いがあった。
 
1つのイベントに参加したことがきっかけとなり、人生が動き出した。



 
 

口上林のファンになった
 

長年続けてきた商売も引退。知人から頼まれて、思いがけず、会社勤めを3年、懸命にしたが、社会も会社も、先行きがわからない時代。
 
そんなとき、京都府が企画する「都市農村交流イベント」を知った。
求めていたのはこれかなと、勇気を出して、夫婦で応募してみた。
 
1泊2日のイベント。地元の農家と交流し、農作業などを体験。
一般の農家を宿とする「農家民泊」型のグリーンツーリズム。



舞台は京都府綾部市の口上林(くちかんばやし)地域。
京阪神から定員を超える20名が集った。
 
イベントがおこなわれたのは、2月。それも10年に1度という大雪の年だった。
 
2日目はあたり一面、雪が積もった。
冬は雪が降るのが当たり前。雪さえも逆手にとって楽しもう!
企画側も都市からの参加者も意見が一致した。
 
雪の中の農作業体験。手はとっても冷たかったが、受け入れ側の人の温かさに感じ入った。
雪がみんなの心をひとつにした。そして、みんな、綾部の、口上林のファンになった。

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