
human with the new idea which lives in Ayabe
豊かな自然と個性溢れる人材を有する京都府綾部市の「上林」。これからの時代を生き抜くヒントを、ここから発信します。
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●イベントを越えた濃い交流
一過性のイベントに終わらすのはもったいない。
地元と都会の参加者が「会をつくろうじゃないか!」と盛り上がった。
綾部の方言で「いろいろあるけど、なんとか元気にやっているよ」
という意味を持つ「むさくさ」。そんな名前の会「むさくさ会」が誕生した。
むさくさ会(川端貞男会長)では、年2回ほど、交流会をおこなっている。
イベントを超えた濃い交流をおこない、いまでは関田さん夫妻をはじめ、綾部への移住者が5組誕生している。

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●人生が動きは始めた。

綾部の上林の人々に出会い、すっかり魅了され、関田さん夫妻の月1回の「綾部通い」が始まった。
春が待ち遠しい頃から、綾部の四季を楽しんできた。
その年、由良川に注ぐ清流・上林川を舞台とする夏恒例のイベント「川まつり」に参加した。
先のイベントで知り合った地元の面々と鹿肉売りをおこなった。
「綾部で空家を探しているんです」と話すと、ある方が「僕が管理している家を見るかい?」と声がかかった。
二人は「えっ!」と驚いた。本当に縁って不思議なものだ。
川祭りを楽しむ一観客でなく、鹿肉売りという祭りを盛り上げる役側だったから、
幸運の扉が開いたのだ。傍観しただけではそれは決して開くことはない。
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そういう流れになっていたかのように、ことがどんどん進んでいった。人生が動きは始めた。
何事もそうだが、人生は己が動いたとき、物語が始まっていく厳しいものだ。
いまとなって思うのは、家探しは大変だったということ。
日本の農村部ではどこでも同じだが、綾部にも空家がたくさんある。
空家の古民家を求めて、週末、主に京阪神から、団塊世代から若い家族連れまでが綾部を訪れている。
綾部には「空家登録制度」や「菜園付分譲地」がある。
空き家はたくさんあっても、すべてが貸してもらえるというわけではない。土地を購入しても、家はどこでも建てられるものでもない。
戦後、日本では何度も「田舎暮らしブーム」があったが、それらはますます大きな潮流になろうとしている。
しかし、家探しは本当にたいへんなのだ。結婚と同じように、田舎暮らしにも赤い糸があるのかもしれない。
関田さんも何度も何度も足を運んだ。空き家とは急に訪ねていって、見つかるものではなく、地元の友人をつくり、信頼されることがいちばんなんだろう。
関田さんは神さまの面接にパスしたのだろうか、用意されていたかのように、意外と急展開していった。
家を買う。または借りる。ここにも難問が待ち受けている。周囲の人は都会の人は気まぐれで、気が変われば去っていくんじゃないかと思ってみている。少しずつ、信頼を積んでいくしかないのだろう。それは都会でも同じこと。去られた方も否定されたようでつらいのだ。
余談だが、「定年塾プロジェクト」代表の西田小夜子さん(画家、作家)によると、定年後、趣味にボランティアにとバラ色の生活を思い描きながら、現実には約80%の男性が家に引きこもる「みのむし」となり、妻に大きなストレスを与えてしまう・・・という。
動く人は2割。田舎暮らしも同じ率かもしれない。 |
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